【四国遍路】自分次第【32日目】

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先達さんのモーニングコールで目が覚める。彼女か。昨日送迎して頂いた海鮮北斗まで巻き戻してもらうためにわざわざ5:30に来てもらったのだ。彼女か。

これまで写真は基本的に断っていたのだが、ここまで親切にして頂いたということもあり、記念に写真を撮り先達さんとお別れをする。

ザックは宿に置いているので肩が驚くほど軽い。これは歩いているより走った方が気持ちがいい。

あっという間に宿に到着し、朝ご飯に作ってもらった弁当を食べ、8:30にシーパmakotoを後にする。

高知では多かった海岸沿いのルートも、愛媛では初である。

ただ今日は個人的にこの旅1番を争うくらいには暑い日だった。54番の延命寺に着くまでに3個もアイスを食べてしまった。アイスマン福留ならぬアイスマン柳である。昼ご飯はアイスとポテチだった。普通に弁当買えばよかったと後悔している。

アイスの力に助けられながらやっとのこで延命寺に到着。

常備薬の飲み薬がなくなってしまったので今日は皮膚科に寄らなければいけないことを考えると、時間的に泰山寺の通夜度で泊まらせていただこうと思い電話をする。到着時刻が17:30〜18:00になるというとあからさまに嫌そうな態度が感じられたので、早く帰らせてあげようと早歩きで進むことにする。

続けざまに55番南光坊に17時ギリギリに到着。

結局泰山寺に着いたのは17:30だった。通夜度に荷物を置き急いで近くの皮膚科に向かう。診療時間は18時までだ。

小走りで向かったおかげで皮膚科には間に合ったものの受付で問題が起こる。当たり前のように保険証のコピーを出したところ、コピーでは受け付けられないとのこと。完全に修学旅行のノリでイケると思っていた……。今はどこも原本じゃないとダメらしいよ!初めて知ったわ!修学旅行のやつは、学生団体の旅行ということで特例で仕方がなく受け付けているらしい。そして全額実費の場合、初診料と薬代とか諸々合わせて4000〜5000円はかかってしまうとのこと。

アウト〜

1泊素泊まりができるレベルである。これはこれで試練だなぁと思いつつ、皮膚科のお姉さん方と相談した結果、近くの薬局に事情を説明して効果の似た薬を処方してもらいに行くことに。

歩いて10分ほどで薬局に到着し、いざ事情を説明すると「今薬剤師がいないんです」とのこと

アウト〜

他にこの近くで薬剤師がいる薬局は車で5分のところにあるそうだが、車で5分ということは歩いて1時間弱である。時間的にもう仕方がないので、症状を説明し、そのドラッグストアに置いてあるものの中から効きそうなやつを結局購入することにした。

まだそんなに酷い症状でもないのでなんとかなるだろうと思う。とにかく修学旅行ノリでコピー持ってっちゃダメだということは学べた。

 薬局からの帰り、自販機に「?」マークがあったので運試しにと買ってみる。

「………………」

たぶん大吉だと思う。
1度大師堂に戻り今日は自分の嗅覚をちゃんと信じて近くにあった「たつ」という定食屋に入る。店構えからしてかなり好みな感じだ。

店内はテーブル席が4つあり、家族連れが1組いるだけだった。とりあえず店のおばちゃんに安くてボリュームあるやつを聞くと、「全部ボリュームあるよ!」とのこと。決めあぐねていると、後ろの家族連れのお母さんに「ここはカツ丼が有名で、テレビにも出たことあるよ!」と教えて頂いたのでカツ丼を注文する。

その助言を糸口に歩き遍路をしているということでその家族と軽く話をしていると、お母さんがふいに「カツ丼お接待したげる!」と立ち上がり、店のおばちゃんに言いに行った。それを聞いたおばちゃんは私も続く!と言わんばかりに「奥にあるおでんお接待したるけぇとってきな!」と皿を渡される。


なんなんだこの暖かいお店は!と、思わず声を出して言ってしまっていた。

そしてお待ちかねのカツ丼が運ばれて来る。愛媛のB級グルメは卵飯とかいうやつがあるらしいが、このカツ丼めちゃめちゃ美味かった。さすが壁に芸能人の方のサインやらが貼られているだけあるなぁと。

味、出会いともに、非常に幸福度が高いお店だった。自分の鼻を信じてこのお店にめぐり合うことができたということも嬉しかった。

やっぱり、さっきのファンタは大吉だと思う。

【支出】飲食費200円、240円、140円、雑費480円、1300円

【歩行距離】43.8キロ

【参拝霊場】54.55