【四国遍路】資本主義の修行【31日目】

スポンサーリンク

結局昨日は誰も来なかったが、迷惑にならないようにと6時には杖ノ淵を発つ。

今日は珍しく朝から目的地が決まっている。昨日少し書いたが、愛媛の先達さんがお接待してくれる「シーパmakoto」という宿だ。普通に歩けば間に合いそうだが、余白に何か舞い込むのが遍路であるとも思っているので、そこまでガチガチに時間を意識しないで歩いていきたい。

49.50番まではサクサクと巡拝が進む。

そして51番の石手寺に到着。

このお寺、広すぎである。色んな建造物や例によってパワースポットみたいなのもあった。

そしてここで昨日別れた三重の歩き遍路さんと再会する。今はちょうど伊勢志摩サミットが行われているので帰るに帰れないんだそう。

大師堂の裏側から続くトンネルを抜け奥の院に行ったり、宝物殿のブッダの一生が刻まれた石像などを見ていたら軽く1時間は経ってしまっていた。

苦行自慢をしている歩き遍路さんは、1度仏陀が説いた「中道」を思い返したほうがいいのではないかと個人的には思う。ブッダの一生の石像を説明文とともに見ていると、色々と考えさせられるものがあった。釈迦族の王子であったゴータマは愉悦を経験した上で、その浅はかさに気付き、出家して悟りブッダになる。今の世界でも1度財や地位を築いた人ほど、その後、精神世界へと没入していく人が多いと聞く。俗世を全く経験しないことがダメだとは言わないが、精神世界にのみ没入するのではなく、ある程度俗世も極めた方が見える世界は広がると思う。要はバランスが大事なんじゃないかと。スマホからの投稿なんでちょっとここには書ききれないが、色々と考えた。

石手寺を発った後の道中には数多くの神社が建立されていて、気になった所にいくつか立ち寄りながら進む。四国八十八ヶ所ではないので、人はほぼいない。宗派もバラバラである。

そしてへんろ道は愛媛屈指の観光スポットである道後温泉付近へ!

トキワ荘!

道後温泉!

夜灯りがついてたら絶対立ち寄る、個人的に大好きな雰囲気の店。

新宿ゴールデン街のような通り

道後温泉には入りたかったものの、今日はどうせ宿でお風呂に入れるし、時間的にも厳しかったし、何より観光街での歩き遍路はなんだか居づらさみたいなものを感じ、そのまま52番の太山寺に向かうことに。

太山寺を参拝後急いで53番円明寺へと向かう。やはり、というか予定通りには行かず、シーパmakotoに19時までには着きそうにない。

先達さんに電話をすると途中の海鮮北斗という場所まで来てくれたらそここら宿まで送って下さるとのこと。明日は海鮮北斗まで車で巻き戻してあげるから安心して大丈夫だよ、と先達さんならではの気遣いもして下さった。

道中、近くにお住まいらしい老紳士に1000円とタオルのお接待を頂く。これから宿でエネルギーがMAXまで補充できるというのに、これでは限界突破してしまいそうである。

海鮮北斗までは1時間弱ほどで到着し、先達さんと久しぶりの再会を果たす。車中色々な話をしつつ、あっという間に宿に到着してしまう。

そしてお接待ということで宿代1万円(お釣りがくる!)と市販されているものとは少し趣向が違う納め札、これからの道中の様々な情報などを書いたメモ用紙など、まさに先達さん!という感じのお接待を色々と受けた。

明日は5:30に迎えに来てくれるという。重ね重ね感謝し、そこでお別れをする。

さぁ、いよいよ宿である。野宿の身からしたら天国のような場所ある。

まずお部屋。

ドーン!!!!!

洗面台がある!!!!!

室内風呂がある!!!!!(もちろん大浴場もあったよ!!!!!)

電気が付く!!!!!(光源の調節もできたよ!!!!!)

綺麗なトイレがある!!!!!(ウォシュレット付きだよ!!!!!)

コッンッセッンットもぉおおぁあああるぅうう!!!!!
ーー「いや、別にどこでもあるでしょ。」「普通でしょ」って思ったあなた。毒されてますよ!!!!!当たり前のことが本当は当たり前じゃなくて有り難いことだってこと忘れてますよ!!!!!

いや別に貧乏礼賛してるわけじゃないんです。ただ、足るを知るということを忘れて、飽くなき欲望を探求していくが故にかえって不幸になってしまっている現代人に対して一種の警鐘をなry
飯うまぁあああああああああああ!!!!!資本主義さいこおおおおおぉおおおおふぉぉおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!

ご馳走様でした。結局ご飯も無料でおかわりさせてもらって、甲殻類アレルギーでカニカマ入ってる小鉢食べれないって言ったらポテサラくれました最高。世界最高。不思議なことに今は何杯でもご飯たべれる気がする。もし食えるなら焼肉食べ放題がめちゃめちゃ食いたい。

部屋に帰れば布団があって、エアコンを効かせた部屋でこんなに快適なことがあっていいのかと疑うくらい気持ちよく眠れました。今日宿に泊まってみて分かったのは、宿は暑いということ。野営だと、四国の深夜と明け方は、まだまだ冷える。ただ、今こう感じられるのも、日頃野宿をしているからであって、人間はすぐこの環境に慣れてしまうと思う。だからこそ前にも言ったけれど、それを恒常化させずに、有り難いという気持ちを持ち続けるということそれ自体が一生を通しての修行なのだと思う。
【支出】飲食費160円.350円、150円、雑費140円、730円

【歩行距離】30.4キロ

【参拝霊場】49.50.51.52.53

スポンサーリンク