日記 その先を見たい、という気持ちが、僕にはもうない。 手紙を書きたいと久しぶりに思った。誰に宛てるわけでもないのだけれども。もし人生に賞味期限があるのだとすれば、僕のそれはもう終わっているのだと思う。年齢を重ねれば人間としての深みが増すなんてことはなく、細胞的にも枯れていくのみである。大人なん... 2018.09.17 日記
日記 旅は人生を変えない 旅人に対してちょっと辛辣なことを言う。「あなたが見たその土地での印象は表面的なものにすぎない。」たしかに全体的に見れば日本人はいい人が多いから、差し入れをもらったり、泊めてもらったりと、よくしてもらうことも多い。けれどその土地に根付く深い問... 2018.07.02 日記
日記 夜行バスに揺られるというただそれだけの体験をめちゃめちゃ小説のプロローグっぽく書いてみた結果がこちらです。 細長い筐体の中に4列で区切られたシートがある。一人また一人と、個体が筐体の中に流れ込む。僕はいつもこの箱の中に他の個体と詰められ、物理的に遠いどこかへと運ばれる。その様を俯瞰してみると、家畜と何ら変わりがない。満員電車よりはいくぶんマシだと... 2018.06.20 日記
日記 アナニーをしなくなった のだ。菊門のシワの数をまるで花びらの数を数えるように恋い焦がれ、紐解いていたのに。これも歳のせいなのだろうか。若いうちは好奇心と無根拠な自信だけでどこまでもぶっ刺しっ突っ走っていけた。それが今となってはアナニーの快楽よりも面倒くささの方が勝... 2018.06.13 日記
本・映画・漫画 重松清の疾走を読んだので今日はもう何もできない 鼻の頭がツーンとして、何度もくしゃみが出そうになった。涙をこらえる防衛本能だ。小説が現代の隠喩として僕らに何かを教えてくれる案内人だとするなら、この物語の案内人は純粋すぎるがゆえの狂気を孕んでいる。重松清の作品は流星ワゴンだけ読んだことがあ... 2018.05.10 日記本・映画・漫画
日記 【黒歴史】断食中に意識が朦朧となって発狂して書いたポエム晒す タイトル通りです。いってみましょう。―――――――――昨日ほどエネルギーの枯渇を感じない。お湯が非常に美味しく感じられる。雨が降っている。すべてを洗い流してくれそうな雨が。その音を静かに聞く。夜の雨はどこか悲しみを内包しているから好きだが、... 2018.04.30 断食日記
日記 死ぬ前に生きる どうしようもなくしにたくなったとき。いろんな逃げ方がある。お酒に溺れるも、活字の海に溺れるも、映画を見て誰かの人生を疑似体験するも、なんでもいい、生きる。死ぬ前に、生きる。 やりたいことを探してはいけない。やりたいことなどない。 自分がいな... 2018.02.05 日記
日記 アートのチカラ 帯広美術館で開催されていたアートのチカラという展覧会に行ってきた。既に開催期間は終わっているので、画像つきで感じたことをつらつらと書く。人間は天邪鬼だ。作家のドロドロとしたほとばしる作家性を求めたかと思ったら、それに疲れて自然のように自我が... 2017.07.20 日記
日記 老害の正体 旅をしていると年配の方と話すことがとても多いが、この人いいなぁと思う人もいれば、なんだかイケてないなぁと思う人もいる。その境界線はなんだろう。「老害」なんて言葉があるけれど、その言葉の意味を考えてみた。結論から言えば、老害とは好奇心を失った... 2017.07.08 日記
日記 30代以上で定職につかずぷらぷら旅をすることは悪なのか 今朝起こったことを話そう。厚床駅で起床し、準備をしていると百名城巡りの旅をしているという老夫婦に話しかけられる。話しているうちにこんな会話になった。おっちゃん「30代以上にもなって定職にもつかず結婚もしないでぷらぷら旅続けてるってのはどうか... 2017.07.08 ひきこもりニート日記