アートのチカラ

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帯広美術館で開催されていたアートのチカラという展覧会に行ってきた。既に開催期間は終わっているので、画像つきで感じたことをつらつらと書く。

人間は天邪鬼だ。作家のドロドロとしたほとばしる作家性を求めたかと思ったら、それに疲れて自然のように自我が消失したものを求めてみたりする。

人間が作品を創造する以上、そこに作家の自我や主観はどうしても含まれる。人間は自然のようにはなれない。子どもが美しいのは、そこに自我の穢れがなく、純真無垢でイノセントな存在だからだ。

人間は自然にはなれない。人間は自分を出したい気持ちと自然のような存在になりたいという気持ちが相克するアンビバレントな存在だ。だが、それでいいのだ。それが人間だ。ドロドロしているものが人間だ。しかし、自己を肯定するということは、自分の成長を止めてしまうということではない。自然の雄大さを忘れないことだ。自然のように厳としてただ、そこに存在するということの優美さを忘れないことだ。生きることを求めるな。生きたいのならば死ぬことだ。

身体が求めている事を無視しないことだ。 身体が求めていること無視して頭が求めていることを優先してはいけない。頭が求めていることを断るのは大変だ。しかし、頭の要求を断り、身体の要求に従うことができたなら、心は晴れるよ。

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【ふぉろーみー】